信州北信濃 坂爪農園こだわりの「天日干しコシヒカリ」
<懐かしい、風物詩 「はぜ掛け」>
信州北信濃 坂爪農園の
「こだわりのコシヒカリ」のコーナーにようこそ
米への「こだわり」
「せっかく『お百姓』なんだから、米くらいこだわったものが食べたい!!」 父の、そんな一言が、今まで、我が家では、軽視していた「米作り」を一新させるきっかけでした。 父が、いろいろと食べ歩いた米の中で、やはり「冷めても旨い、『コシヒカリ』が一番だな。」の一言で、 善光寺平では、一般的に栽培されている収穫量がより多く見込める「キヌヒカリ」から、 「コシヒカリ」に、銘柄を変え、こだわりの米作りのスタートとなったのが、20世紀最後の年である2000年です。 父は、昭和12年生まれ、終戦の頃8歳小学生だったわけです。 家族は、11人兄弟。米粒を大事にする、父や亡くなった祖母を見ていると、 「お米」への思いは、「飽食時代」の中で育ち「減反政策」などを、授業で学んできた私たちとは、 まったく違った価値観があると思います。 そんな、「こだわり」から始まった「コシヒカリ」作り。 水の調整や、土作り、自家製有機肥料と「こだわり」は、どんどん、追求され、 今日も「こだわり」は、追求されているようです。 「信州北信濃 坂爪農園」の『天日干しコシヒカリ』とはどんなお米なのか紹介いたします。
1. 恵まれた気候
「信州北信濃 坂爪農園」の田んぼは、善光寺平の最北部に位置し、昼夜の寒暖差が非常に大きく、 この内陸性気候が、米作りに適しています。 特に、栽培期の5月から10月にかけての1日の寒暖差が非常に大きいため、 品質・食味とも上質な「コシヒカリ」が栽培できるのです。
2.環境にやさしい特別栽培(栽培へのこだわり)
「信州北信濃 坂爪農園」のお米は、自家用であるため、出来るだけ農薬を使わずに育てられています。 また、これは、「お米」のことを勉強していて、初めて知ったことですが、 収穫後のお米に「殺虫剤や防カビ剤」を使用する農家もあるそうです。 これは、まさに「信じられないこと」でした。 規模が大きくなれば、なるほど、そのような形で、メンテナンスをしてあげないと、 「商品」として、成り立たないからでしょう。 また、一般的には「化成肥料」ですが、 我が家では、牛糞を隣の牧場がある中野市か信濃町から取り寄せ使っています。
3.保存方法へのこだわり
収穫後の「コシヒカリ」は、籾のまま、通気性の良いお米専用の木製の収納タンスで、保存します。
したがって、保存中は、お米が「籾殻」により保護されているので、
お米の味も「天日で干した」ままの状態で保たれます。
注文があったり、自分たちで食べるときに、使う分だけ、精米を行いますので、
いつでも「新米」と同じような「美味しさ」をお届けできます。
お米業界では、専門用語で「
4.最大のこだわり「天日干し」
最大のこだわりは、なんと言っても、「天日干し」です。 収穫後、「はぜ掛け」を行なって、ゆっくり刈り取った稲を乾燥させるのです。 「天日干し」は、大量生産の大型農場では、決して出来ません。 そのため、稲刈り当日は、稲を刈ったり、天日干しするために「はぜ掛け」をしたり、 一族挙げての大イベントです。
5.最後のこだわり
米作りは、一見簡単なようですが、「水管理」等、毎日気に懸けてあげなければなりません。 「信州 北信濃」の方言で言う「ずく」(手間をかけ、よく面倒を見てあげること)が必要なのです。 私も、「米作り」など、田植えをすれば、あとは、水の管理だけで、ほったらかしておけば、 秋には稲穂が垂れるように、思っていましたが、大きな誤りです。 稲作に対する、「真剣な取り組み方」と、長年の経験、田んぼの命である「土作り」への取り組む研究心。 抽象的なものばかりですが、このあたりは、追々学んでいくしかないでしょう。
最後に、父が言う「美味しいお米とは・・・」以下のようです。
- 艶がある。(透明感があり白っぽくない)
- 粘りがあり、ご飯粒どうしが、付着している。
- ご飯以外の、異臭や異味が無い。
- 適度なやわらかさがあり、口の中でほぐれる。
- ご飯粒が、ふっくらしている。
- 釜戸で炊く。
(これは、昨年86歳で亡くなった祖母が、頑なに最後まで、母親に譲らなかった方法です。 朝、雨だろうが、雪だろうが、釜戸にりんごの木を伐採して作った「薪(まき)」をくべて、 かまど炊きします。 もう、これは、86年の「長年の経験と勘」としか言えません。 祖母亡きあとの現在は、釜戸炊きは、残念ながら母には、引き継がれず、 今は、IHジャーを使用しています。)
お米に関しましては、父もまだまだ勉強することが、必要だと申しております。 美味しいお米のための情報が、ありましたならば、ご連絡いただければ幸いです。
Mail : info@shinshu-gift.jp