信州北信濃 坂爪農園の風景
春 ... 「花」
信州北信濃の花を集めてみました。
北信濃では、春 様々な花が、可憐で美しい色あいを添えてくれます。
菜の花
唱歌「おぼろ月夜」に歌われる「菜の花畑」。
おぼろ月夜の作詞者高野辰之は、豊野町の隣り、中野市豊田地区で生まれました。
北信濃一帯では、こうした菜の花の風景が、春先見受けられます。
菜の花は、遠い江戸の昔より北信濃で栽培され、そこから抽出される「菜種油」は、信州の峠を越え、利根川を下り、江戸の町に行灯の油として、使われてきたのです。菜の花が咲くことにより、長かった北信濃では、冬が終わり、ようやく春がスタートいたします。
櫻
信濃路に咲く桜は、信州に遅い春の訪れを感じさせます。
数ある花の中でも一足早く桜が咲きます。
信州北信濃 豊野町の櫻の開花は、4月半ば。
桜の開花を皮切りに、善光寺平のくだものたちの花が、咲き始め、
また北信濃の忙しい農家の仕事が本格的に始まります。
桃の花
梨の花の開花と同じ頃、鮮やかな色合いの桃の花が咲き始めます。
まだ木々の緑が無く、茶色が主体の信濃路の春に
鮮やかなピンクの桃の花は、春の訪れを感じさせてくれます。
ピンクの桃の花は、桜の花とはまた違ったあでやかな、光景を演出してくれます。
リンゴの花
5月に入り、一足遅れてリンゴの花が咲きます。
北信濃 豊野町あたりの国道18号線は通称「アップルライン」と呼ばれます。
この時季のアップルライン沿線では白いリンゴの花が、可憐に咲いているのが見受けられます。
リンゴ花咲く、信濃路を行くのもまた情緒漂うものです。
夏 ... 「成長」
桃の実
桃の収穫が、7月末からスタートします。
信州北信濃 坂爪農園の「善光寺平の桃紀行」のスタートでもあり、今シーズンの「善光寺平のくだものたち」の収穫の始まりとなります。
「たまき」「川中島白鳳」「なつっこ」「川中島白桃」等々 8月下旬まで、善光寺平の桃がお楽しみいただけます。
特に川中島白鳳と川中島白桃は、信州ならではの桃のシリーズで、信州に夏が来たことを感じさせてくれます。
秋 ... 「実り」
瑞々しさ・・・梨
瑞々しさをお楽しみいただける「梨」の収穫のスタートです。
8月末から甘さが自慢の「幸水」、甘さと酸味の程よいコラボレーションの「豊水」、21世紀生まれの梨「あきづき」、最後に、長野県オリジナルブランド梨の「南水」が収穫できます。
信州北信濃 坂爪農園の「善光寺平の梨紀行」のスタートです。
マコモ・・・豊野町の味に
稲の転換作物として、旧豊野町の時代から奨励された「マコモ」は、調理方法も豊富で、味も良くかなり有名になりました。
「マコモ」は、北信濃に多数ある農産物直売所でも人気です。
フライに漬物、用途は様々。信州に新たな特産品が加わりました。
真紅の実
錦秋の秋空に映える「りんごの実」は絵になるような美しさです。
秋のりんごが実り始め、善光寺平はこれから様々な「リンゴ」が収穫されます。
信州北信濃 坂爪農園の「善光寺平のリンゴ紀行」のスタートです。
信州で新しく生まれた「シナノスイート」は甘さがご好評で、近年とみに人気です。
信州北信濃 坂爪農園の 「善光寺平のリンゴ紀行」では、「秋映え・シナノスイート・陽光・シナノドルチェ」等それぞれのりんごの持つ味わい深さをお楽しみいただけます。
晩秋~冬 ... 「冬支度」
「完熟」
「完熟」&「完熟」の「完熟サンふじ」の収穫は、11月末からとなります。
雪が降る直前まで木に実をつけた樹上で完熟した「完熟サンふじ」は、 蜜が載り甘さとコクを醸し出してくれます。
信州北信濃 坂爪農園の蜜リンゴ「完熟サンふじ」のスタートです。
「新酒の季節」
杉玉が新調されたら新酒の季節。いよいよ今年も酒の仕込みの始まりです。
信州北信濃 坂爪農園の近くの「大信州酒造」で酒の仕込みが始まります。
酒は、コメ・水・空気等々自然の醸しだしたものに更に「愛」が加わると最高の酒になると、大信州酒造の杜氏「下原多津栄」氏は熱っぽく酒造りについて語ってくれました。
野沢菜
晩秋の北信濃に欠かせないのが野沢菜の漬け込みです。11月初旬から12月初頭にかけ、各家庭で野沢菜の漬け込みが行なわれます。それぞれの家庭の「味」があり、どの家庭の「味」も信州北信濃ならではの自慢の味わいです。
大根
信州北信濃の冬場は、お茶の消費量が非常に多くなります。
お茶請けに使う漬物は、専ら「野沢菜漬け」ですが、「たくあん」も冬場のお茶請けには欠かせません。細身の漬物用の大根を沢山収穫し、冬に備えます。
柿
この時季の冬支度の一つに「干し柿つくり」が挙げられます。各家庭の軒先には、干し柿がつるされます。むいた柿の皮は、たくあんの「色づけ」として利用されます。柿の皮を干したものを使い、人工的な色づけはまったくしない「たくあん」は美味です。
冬 ... 「春を待つ」
「干しリンゴ」
完熟サンふじのもうひとつのいただき方に、「干しリンゴ」があります。
冬場、完熟サンふじを使って干しりんごつくりを行います。
冬場ならではの、乾いた快晴の空の下、完熟サンふじを煮込んだものを、ジックリ天日の下で乾燥させて作り、夏の間のお茶請けとして保存します。
「野沢菜のおやき」
信州で、野沢菜漬けは欠かせませんが、「おやき」もまた信州ならではの 伝統食です。
多めに漬け込んだ野沢菜を、細かく刻み、煮付けておやきの「具」とします。
野沢菜は、雪に覆われた冬場では、貴重な野菜でもあり、様々な調理方法でアレンジして使われます。